東日本大震災医療支援報告⑥

釧路協立病院の東日本大震災の医療支援報告です。

4月19日(火曜日)
今日はとても寒く夕方にはみぞれが降りました。

避難所生活に馴染めなく自宅に帰ったBさん。
ほとんど寝たきりの生活をしていたかたですが、前任者から引継ぎかかわる関係者が増え少しずつ起き上がることがふえてきました。ケアマネージャーと連携しディサービス利用がはじまるところです。

震災後1ヶ月がすぎ、みなさん今後のことを考えての不安が増えていると感じます。
心のケアはもちろんのこと、筋力の低下や関節の拘縮があるのでリハビリが必要です。

私たちのチームは入れ替わりがあっても、支援は続くことを被災された方々へ伝えること・次の方へ引継ぎをしっかりおこなうこと・徐々に地元の病院や行政への橋渡しができるようにすることも大事なのではないか?とミーティングで議論しました。

4月20日(水曜日)
今日は小学校の入学式でした。
新しいランドセルを背負ってにこやかに登校する子供たちを見ていると復興は一歩一歩進んでいると感じます。

しかし、みなさんの心労は並大抵のものではありません。
今の時期になり悪夢をみたり、眠れなくなったりするかたが増えています。
また、市の職員さんたちの体調不良が心配です。家が流され避難所生活をしていても、避難所の管理をしていて朝から晩まで働き詰めというかたもいます。支援する方たちへの支援も大切だと感じました。

市内の様子次の道東勤医協からの支援チームは4月29日から活動です。

ゴールデンウィーク突入しますね。

この連休を使って東北地方に帰省されるかた、ボランティアをされるかた、地元で生活しながらエールをおくるかた。

それぞれの連休がはじまります


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