東日本大震災医療支援報告③

釧路協立病院東日本大震災医療支援報告です。午前中は二箇所の避難所に往診に行ってきました。

午後は、赤崎漁村センター内で髭剃りや赤ちゃんのお世話をしました。
私は地域訪問に出る機会はなかったのですが、仮設診療所と往診を通じて被災者さん達のおかれている状況をみて感じることができました。
今回の支援は、新聞社が二社・戦場カメラマンがきて全日本民医連ホームページ用のDVD撮りなどマスコミにでる機会が多いチームでした。
凄腕の先輩師長がたくさんのアイディアをうみだし避難所住民の生活支援に貢献できたようです。
その行動力には学び得ることがたくさんありました。
避難所によっては、地域の顔みしりが集ったところは運営がしっかりされていたり、見知らぬひとがよりあつまってできた避難所は役割り分担が曖昧で掃除すらされていない現実があります。
被災された方々は、次々くる支援者が何をしてくれる人なのかわからない、マスコミ取材にうんざり、杉花粉と粉塵被害、食事問題、易感染状態、異臭とプライバシーのない集団生活、瓦礫となった自宅の片づけ、数えきれないストレスを抱え精神的にギリギリです。
誰かがリーダーシップをとり自治機能が機能するような橋渡しができないかとチームで議論しました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です