協立グループ”きらり看護”集会PART1を終えて No.5

11月6日木曜日、すこやかクリニック会議室で終業後に『協立グループ”きらり看護”集会 PART1』の5つ目の発表は『訪問看護ステーションすこやか』でした。

訪問看護ステーションすこやかは、365日いつでも地域で看護提供できる釧路市内唯一の訪問看護ステーションとして地域の中で期待されています。
特に、終末期の訪問では他の訪問看護ステーションが休業の曜日や時間帯の訪問の依頼を受けて訪問することもあり、この間多くの患者さんとかかわってきました。
患者さんの状況は個々に違い、これでいいということは無く、いつも試行錯誤ですが、たくさんの患者さんに出会っていくうちにわかってくることもたくさんあります。
また、患者を見送った家族には、できるだけグリーフケアとして、終結後も訪問を行って、自分たちのケアも振り返り、家族の思いを確かめています。
例えば、在宅での見取りを希望する患者さんがいても、強い苦痛が生じるとやはり病院のほうがいいこともあります。在宅見取りと決まっているからと頑張りすぎると、長く苦痛に対面してしまう家族は、最後の患者の苦しい様子の印象が強くなって、安らかに見送ったという思いになれないこともあります。
大切な時間は在宅で過ごしつつも、患者さんも家族も辛くなったら入院できるサポートや安心感の中で、在宅で過ごせてこそ、家族は患者に対してよいケアの状態が保てるのだと感じています。
そういう意味で、3病棟で取り組んだ事例は、病院側の大きなサポートがあって、訪問看護の私たちもとても心強かったし、グリーフケアでの家族の思いも、「最後は病院に行ったけれども、病院で最後に亡くなると、本人のそばには医療者だけで家族は近寄れないのではないかと思ったが、本人のそばに寄っていいと言われ、家族で見送ることができました。」と語られていて、協立病院の病棟でのケアがよかったのだと感じました。
私たち訪問看護師は、より患者さんや家族を取り巻くサポートの状況を確認して、見取りの瞬間が在宅であっても病院であっても、本人も家族も満足した最後となるように、連携してやっていきたいと考えています。そういう意味で、協立病院との連携は今後も強いものにして、一緒に振り返りもしていきたいと考えています。

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