2人の時間を1日でものばしたい~家族の懸命な介護力に支えられて

Aさんは今年の6月から釧路協立病院に入院をしています。

突然の発病から、大きな手術を受けられ、今も病と闘っています。
体が思うように動かず最近はベットで寝ることが多くなりました。

hana.JPG体が痛くてどうしようもないとき
体がよくならなくておちこんだとき
とてつもない不安がおそったとき
今日の具合がとても良くてどこかに行きたくなったとき

いつも、長年つれそった奥さんがいるから安心していられます。

Aさんの最近の楽しみはお風呂にはいること
愛犬のゆうじろうにあうこと
散歩にでかけること
カラオケでうたうこと
 
ある日、奥さんにAさんが手紙を書きました。

前のように2人の時間をたくさんほしい
2人で外にでて歩いてみたい
2人の人生を1日でものばしたい
毎日毎日すこしずつでもお母さんといたい
2人でいる時間をたくさんほしい
前のように一緒にいたい。そうしたらお母さんも俺ももっと元気になれる

ひとつひとつの言葉に重みがあり、胸がしめつけられる思いでいっぱいです
だけど泣いてなんていられないでしょう。

お父さんは人として尊敬しています。
私の疲れなんてお父さんのつらさに比べたらたいしたことないんです。
・・・と、やつれた姿を私たちにはみせないおくさん。

やさしいAさんと、おくさんの二人の姿がまぶしいくらい愛おしい
この時間がいつまでもつづきますように・・・ 

釧路協立病院2A病棟 K


One thought on “2人の時間を1日でものばしたい~家族の懸命な介護力に支えられて

  1. 南国娘 より:

    いつも暖かい看護師ブログに感動しています。
    それに暖かいご夫妻のご様子に心打たれますね。
    患者の心に寄り添っておられる看護師さんの心と、
    それをこうして表現するっていうのは忙しい仕事
    の中で頭が下がります。
    世の中おかしな事ばかり起こっていますがこんな
    暖かいブログに世の中捨てたもんじゃないな~って
    感じています。
    いつもお疲れ様です。

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