東日本大震災医療支援報告

道東勤医協の震災派遣チームは現在岩手県大船渡市にいます。

今日は診察介助の担当です。
診療所は9時に開院し、午前中の患者さんは3名でした。
高血圧の女性の定期処方と、瓦礫の撤去作業をしている女性患者さんが咳と痰がらみで来院しました。
診療所
しばらくして静かに診察室のドアを開ける男性患者さんが。
奥さんは施設入所中。
漁村センターの近くでタバコ屋を経営していて建物は半壊。
チリ沖地震の津波では、首まで海水につかり さらに今回の津波でも。
今日は夜間の咳が辛く、周りに迷惑がかかるために受診されました。
医師に「死ぬときって何思うんでしょう」と涙を流して話しはじめました。
タバコ屋をまた経営したい、生きている時間はあと5年くらいだけれど地域のために頑張りたいと話されていました。
この一ヶ月で体重が20kg減ったそうです
街中には瓦礫の撤去作業が本格的にはじまり、重機の音がひびきわたっています。
大船渡市内の様子
診察室からは港が見えますが、豪華客船[ふじまる」が寄港しているのがみえます。
昼食バイキングと入浴が楽しめるそうです。
ここの漁村センター避難されている50人の皆さんはとても楽しみにしてバスに乗って行かれましたた。
そのためセンターの中は閑散としています
今日は震災からちょうど一ヶ月。
まだまだ復旧には時間がかかります。
そして、人々の心の支援。
避難所生活からの開放、個人への経済的支援を早く行って欲しいと、被災地に来て改めて感じました。
支援チーム K
東日本大震災に関して釧路協立病院の取り組み

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