協立グループ”きらり看護”集会PART1を終えて No.3

11月6日木曜日、すこやかクリニック会議室で終業後に『協立グループ”きらり看護”集会 PART1』が開かれました。3つ目の発表は『3病棟』(外科・整形病棟の部門)でした。

3病棟は、2013年度の病棟再編で、外科と整形外科の混合病棟となりました。同じ外科系ですが手術の内容も手術前後の患者さんの状態も違い、それぞれに特徴ある看護が求められる中、月曜から金曜まで毎日手術日で、慌しい毎日です。手術の患者さんだけではなく、外科では化学療法の目的で入院してくる患者さんや、整形の圧迫骨折・大腿部頚部骨折の高齢で介護が必要になる患者さんなど臨時も含めて入退院も多く、看護の手はいくらあっても足りない、早く新しい仲間を迎えたいと、心から思っています。
こんな忙しい毎日ではありますが、外科の化学療法をする患者さんへのかかわりを、大事にしたい、その看護にかける思いはどこのセクションにも負けません。
化学療法で入院退院を繰り返し人生の終末期を病棟で過ごす患者さんがいます。特に壮年期には、体力が落ちるなか化学療法が少しでも効いて自宅に戻りたい、できれば仕事には戻れないのか…と、最後まで諦めない気持ちで治療に向かっており、最期のときを配偶者や子供たちと自宅で過ごすには、どうアプローチするか悩みながら、外科医師の訪問診療と訪問看護ステーションとの連携、病棟看護師のバックアップ体制を整えてドレーンが入った状態で、在宅で過ごす援助ができたことは、自分たちの大きな力になりました。最後は残念ながら入院して迎えることになり残念な気持ちもしましたが、ご家族からは自宅に帰る時間がもててよかったといわれましたが、大事な意思決定の場面の医師からの患者説明に看護師が同席するのが精一杯の現状で、その後の患者さんの気持ちにどこまで寄り添えているのか、そんな自分たちの振り返りを重ねて、もっと充実したかかわりがしたいと感じました。
これからも、患者さん一人ひとりの命に向き合った、ゆとりを持った看護がしたいと考えています。その為には、今の病棟の煩雑な状態についても、医師と一緒に考えていかなければならないとも感じています。

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