協立グループ”きらり看護”集会PART1を終えて No.1

11月6日木曜日、すこやかクリニック会議室で終業後に『協立グループ”きらり看護”集会 PART1』が開かれました。

今年の”きらり看護”集会は、医師不足・看護師不足の中で日々奮闘する看護師たちが、日ごろ実践する看護に確信を持って、新しい仲間を迎え入れもっと元気に看護が展開できるように、普段は見えにくい他のセクションの活動知り連携を深めたい…と企画されたものです。今回はパート1として5セクションが発表し、1つ目の発表は『4病棟』(療養病棟)でした。
4階の療養病棟は、70歳以上の高齢の患者さんが90%をしめます。急性期の治療が終了した後に在宅復帰を目指して、より自立した状態で日常生活に戻れるよう、リハビリだけでなく病棟ケアを工夫をします。自室では立ち上がり身の回りの事をできるようになっているのに『水を汲んで薬を飲ませてほしい』とリハビリを上手に理解できない患者さんには、少しずつ頑張る気持ちになる様にお話をよく聴き、目標を掲げながら進めています。
毎月1~2回の学習会で看護職員と介護職員の連携とスキルアップを図っています。最近では医師の協力も得てシュミレーション学習を行いました。テーマは『おむつ交換に訪室すると患者さんの意識レベル低下、呼吸停止を発見した』です。夜勤の介護職員2人が患者を発見、看護師に報告してドクターコールするところからスタートです。病棟に実際にある救急カートなどの物品を動かし行う学習は「イメージしやすく、実際の場面に役立つ内容だった」「病棟メンバーばかりなので質問も気兼ねなくでき、やり直しもできてよかった」と好評でした。2013年度から「持ち上げない介護」を目指し、ノーリフティング委員を中心に学習もしてきました。具体的に患者のケアにあわせて正しいトランスファーを覚えての移乗は、職員の負担を減らすこともでき、一人で困難な移乗は二人で安全に、お互いに声をかけて統一してやっています。
毎月の病棟レクリエーションは食養科と共同で、運動会・流しそうめん・秋の味覚・誕生祝いなどテーマに工夫も凝らして行ってます。この企画では認知症で意欲も無く、食べることを拒否していた患者さんがパン食い競争に参加し、自分で採ったクリームパンを手でつかみ食べたことをきっかけに、食べることに意欲を見せ始めたエピソードがありました。病棟レクレーションを続けてきてよかったと思える瞬間でした。このことをきっかけに、リハビリにも取り組むようになった患者さんをみて、家族は在宅に向けてケアの学習し退院することができました。
これからも、退院後も笑顔で安心して過ごせるよう、信頼のなかに、患者に寄り添う看護介護ができるよう、みんなでスキルアップしていきたいと考えています。

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