協立グループ”きらり看護”集会PART1を終えて No.2

11月6日木曜日、すこやかクリニック会議室で終業後に『協立グループ”きらり看護”集会 PART1』の2つ目の発表は『健康増進室』(検診・特定検診保健指導・介護予防教室の部門)でした。

『健康増進室』は、住民の健康増進を目的に特定検診後の保健指導が開始された2008年から活動を始めました。特定検診の受験者は年々増え年間900件を超えます。特定保健指導は年間延べ200回ほど行います。健康診断の保健指導で改めて自分の健康を振り返る方もいて、初期のかかわりの重要性を感じますが、今日はその他にも行っている『介護予防教室』『街角健康チェック』『友の会医療懇談会』の活動を紹介します。
介護予防教室は釧路市の介護予防事業を受託して、認知症予防のコース(週に1回3ヶ月で12回のコース)を実施しています。認知症予防の生活改善のきっかけになるような学習や、認知症予防の高齢者でも無理なく体を動かせる体操を主なメニューに、地域の友の会の方にご協力をいただき陶芸教室を1コースに1作品が作れるように取り組んでいます。この教室に2コース半年通った80歳代女性は、当初は控えめに参加され生活での活発さを感じない様子でしたが、後半には介護予防にかかわる新聞記事を切り取りして、他の参加者の方に紹介してくれるようになりました。ご家族からは「教室に参加して母は変った。家でも体を動かし、脳トレに取り組むようになりました。」と家族の目からも見える変化をお知らせしてくれました。また。90歳代の男性の参加者は、これまでもいくつかの教室に参加し、「この教室の運動や陶芸は、一番楽しかったよ」と、私たちを励ます言葉をいただき、よりいっそう介護予防も健康増進の課題と感じるようになりました。
『街角健康チェック』『友の会医療懇談会』は、病院の建物を出ての地域に向けての保険活動の場として意味のある活動だと感じています。スーパーマーケットの店舗や地域の会館で今までがん検診を受けたことの無い方に、直接がん検診のお勧めをすることができます。普段健康だと検診も受けないこともあるし、きっかけがないと検診を受ける機会は無いものです。このように、病気になる前の地域の方と健康について一緒に活動することは、今後ますます大切な活動と考えて、健康増進室の活動が地域につながるように活動を広げたいと思います。

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