「家に帰りたい」を支援する病棟の取組み

釧路協立病院では、設立当初より退院や外泊にむけての取り組みをおこなっています。

病気で入院した患者さまは、治療の終了・外来での治療継続のために自宅へ帰りますが体力の低下や身体機能の低下で家に帰ったあとに戸惑うことが沢山あります。

私たち病棟看護師は、患者さんや家族の方が家に帰っても困らないよう、リハビリ技師・医療ソーシャルワーカー・ケアマネージャーと共に自宅へ伺い、ベットやトイレなど必要と思われる介護用品を選んだり必要な介護サービスの選定をしたりします。

 

支援の取組T看護師の訪問記録より・・・

先日は、昨年の夏から入院されているAさんの外泊・退院にむけての準備のためにT看護師がご自宅への訪問に一緒にいきました。
段差の高さを測定したり、必要なものは何か調べたり、自宅のお風呂はAさんの状態では入れないため、デイサービスでお風呂を利用したいと希望がありました。
自宅へ帰ったAさんは病院では見せた事のない笑顔で、「暖かくなったら、ドライブしたい」、「庭いじりもしたい」、「家でもリハビリ頑張っていくよ」と、前向きな言葉が聞かれました。
今回の訪問で、デイサービスでの入浴を希望しているため、医師・ケアマネージャー・訪問看護ステーション看護師・病棟看護師・リハビリ技師・医療ソーシャルワーカーが集まってケースカンファレンスを実施しました。
退院にむけて様々な問題をかかえて困っている患者さんが、一日でも早く自宅で過ごせるよう他職種とも連携しながら支援していきたいと思いました。

2A病棟 T&K


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