全日本民医連第46期                  薬剤部門代表者会議に参加して(2025.12.15)

みなさんこんにちは。

 

今回は私たちが所属する全日本民医連の薬剤部門の代表者が集結して、今の薬事情勢や他法人の薬剤活動を学ぶ会議が11月にありましたので私個人的な思いも含んだ感想を報告します。

 

今回のメインの講演では「医療費削減政策」「OTC類似薬の保険外し」を論点に講演の方も話をしておりまして、自民党・日本維新の会が提案する4兆円の医療費削減はどのように今の医療保険構造から生み出すか、薬剤部分がどのように関わるのかを学習することができました。

 

この講演を聞いて、日本の社会医療費は年々上昇しており、それを国の税金で賄うのは困難になっている‥、そのようなことは重々承知しているが、それを改善する政策の多くが実際に医療を必要とする人にしわ寄せしているように思えます。社会保険料の若い世代の負担を減らすという文言は、聞こえは良いですが、誰もが健康から病気になり、医療を必要とするものになりえるため、医療を必要とする人に負担を強いることはそれが自分に返ってくることであることも理解しなければならないと私は思います。「OTC類似薬の保険外し」はそれの最たるものだと感じています。

 

その後、今の薬剤部門が抱える課題である、「確保・育成の問題」「医療機器を用いた業務の効率化」「タスクシフト・シェア」について指定演題を聞き、割り振られた班でグループディスカッションをして情報共有をしました。

 

「職員確保・育成」は多くの職場で悩む課題で、それぞれ創意工夫をして職員確保等をしているのがわかったが、置かれているそれぞれの事情によってその悩みが違うことがわかりました。ただ単に人が来なくていないというところもあれば、病院の赤字により人員削減を検討されているというところもあるため、一慨に人が足りないということだけではないことが理解できました。

 

難しい話ばかりではなく、終わった後に参加者で集まって交流会なども行い、楽しく、活発に交流できた会議だったと思いました。

 

また、ちょっと話は変わりますが、先日高校生のインターンシップを協立病院で行い、薬局見学にも学生さんがきてくれました。

 

薬剤師の職業についての話、業務についての話を真剣に聞いて学習してくれていました。

 

インターンシップを受けて、病院薬局は人手不足で悩んでいますが、こういった学生が興味を持って薬剤師になり、地域医療に貢献するため戻ってきてくれないかな~と期待しながら薬剤師の魅力を伝え続けたいと私は思いました。

インターンシップ①

インターンシップ②

名古屋城

熱田神宮で必勝祈願


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