嚥下障がいの強い味方!? 電気圧力なべを利用した調理品の試食会

当院では多職種協働の委員会が多数ありますが、今回はリハビリ室から言語聴覚士が参加している給食委員会での一コマを紹介したいと思います。

嚥下障がいの方にも食事を楽しんでもらえるように、当院食養科の管理栄養士さんや調理師さんには、毎日多大なる協力をいただいているところです。そんな中、当院作業療法士が自前で購入していた『デリソフター』という電気圧力鍋を試させていただく機会を得ました。そこで、給食委員会のメンバーを中心に多職種で試食会を行いました(ご報告が遅れましたが7月のことです。感染対策に十分留意しながら実施しました)。

『デリソフター』は、“いつもの手料理や市販の惣菜、冷凍食品などに対して、噛む力、飲み込む力が低下してしまった方々が食べ辛いと感じる肉・魚料理を、見た目や味を変えずやわらかくすることができる調理家電です”とHPで紹介されています。

当日は冷凍の唐揚げやハンバーグ、ブロッコリーなどで試したのですが、箸を簡単に通せる程に柔らかくなる唐揚げに驚愕しました!肝心の味も…美味しい!むしろ普通のより味が濃くなるのか美味しい!そこに参加した皆が同意見でした。

正式に当院で導入している訳ではありませんが、嚥下障がいの強い味方になることは間違いないと思います。当院給食委員会では、多職種協働で嚥下障がいの方にも食事を楽しんでもらえるような取り組み、検討を今後も続けていきたいと考えています。

以上、言語聴覚士の磯貝でした。


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