訪問リハビリの紹介

こんにちは。作業療法士の津川です。今日は訪問リハビリについてご紹介します。

訪問リハは介護保険でのリハビリとなります。在宅生活をされている方で、デイサービス等の利用が難しいケースや、在宅での生活能力維持~改善が必要なケースに対して訪問リハビリを実施しています。

当院の訪問リハビリを利用している方は、入院中に一定のリハビリを終えている方が多く、大きな機能向上が見込めない方もいらっしゃいますが、それでも、体が硬くなって介護が大変にならないようにしたい、着替えなどが少しでもご自分で出来るようになりたい、姿勢が悪くなっていくのを防ぎたい、体が硬くなって呼吸が苦しくなるのを防ぎたい、など、単純に機能維持だけではなく小さな目標を持って頑張っています。リハビリを進めていき、「上着を自分で脱ぎ着できるようになった」「痛みが楽になってリラックスして眠れるようになった」などと利用者様から言われると、「やったー!!」と思います。

もう一つ、訪問リハビリで重要な課題は、多職種との連携となります。多くの職種で在宅生活を支えているケースが多いので、小さな体調不良は訪問看護師にお伝えしたり、血圧の変動など判断に迷うケースは医師に相談する等して、少しでも安心して在宅生活を送れるように取り計らっています。当院では医師に相談しやすく、関わっている私自身も安心ですが、何より、利用者様の大きな安心につながると思います。

写真は、介護量が多いケースですが、奥様と二人暮らしを継続している方です。立ち上がりや方向転換を補助する福祉用具を活用している場面の写真ですが、訪問リハビリで重要な課題として、福祉用具の紹介があります。写真のように立っている姿勢を補助する福祉用具を活用して、排泄動作や車いすへの乗り降りを安楽に行えるようになっています。


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