元気の源・ツケモノパワー 患者参加型看護計画~②
釧路協立病院の2A病棟(外科・内科急性期一般病棟)に入院していたAさん。
Aさんの手術後の経過はしばらく絶食で臥床がちだったために体力が低下して食欲もありませんでした。栄養補助食品をいろいろ試したり、食べたいものを給食で提供してきましたがなかなか食欲がわかず時間だけがすぎていきました。
そんなある日、Aさんとの会話の中で漬けものが好きで家ではいろんな漬けものをつけていることがわかりました。その話をするときのAさんの表情はとても穏やかで楽しそう。”そうだ!!一緒に漬けものつけよう!!”と、わたしたちは早速企画してAさんに話しました。控えめなAさんははじめ遠慮していましたが、なんどか話をしていくうちに乗り気に・・・。
『大根のしょうゆ漬け』は衛生面に注意しながら仕込み、これまでにない生き生きとした表情で私たちに指導してくれました。それからのAさんの回復は漬物の漬け込まれる時間が経過すると同時進行で日増しに元気になりました。
いざ試食!! 医師と看護師でお茶を片手においしくいただきました。このかかわりのなかでAさんには笑顔がみれるようになり食欲も体力もついて無事に退院することができました。
漬物漬けることも看護計画に入っちゃうのが私たち釧路協立病院の患者参加型看護計画です。
私たちの病棟は急性期治療をおこなっているところですが、患者さんの『 ○○したい』が実現できるような看護をめざしています。患者さんの笑顔っていいですね。
釧路協立病院2A病棟看護師O
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