Dr.さなの研修日記 vol.6
「栄養指導に同席してみて」
こんにちは!釧路協立病院で研修させていただいている初期研修医1年目の鳥井沙南です!
これまで栄養指導に何度か同席させていただきました。今日はその感想を書いていきたいと思います!
ケース① 心不全の患者さん
心不全の患者さんは心臓に負担をかけないために、塩分を取りすぎないことが必要とされています。
そのため栄養指導でも塩分をどうしたら無理なく減らせるかというお話なんですが、これがとても耳が痛い!
汁物(味噌汁やスープ、麺類、鍋など)は塩分が多くなりやすいらしいのですが、自分こんなんしか食べてないやん、、、ってなりました。。。
おかずを作るって大変ですよね🥲麺類とか鍋ってそれだけですむし、簡単だし、、、🥲
割と血圧高めなので頑張って塩分減らせるように頑張っていこうと思います、、、。
ケース② 食事の形態について
入院患者さんの食事の形態は様々です。例えば一口大に刻んであったり、おかずが柔らかくなっていたり、あるいはペースト状になっていたり、、、
その人の飲み込む力や認知機能、胃腸の調子などはそれぞれなので、一人一人にあった食事が出てくるようになっています。
私が担当していた患者さんで、退院前の入院食があら刻み(みじん切りの手前くらいのサイズにおかずが刻んである)だった患者さんがいました。おうちに帰った後もそういう食事の形態の方が安全だろうという話で、患者さんにご飯を作るご家族に栄養指導を受けにきてもらいました。
手間がかかる作業なので、初めはご家族も心配そうでしたが、栄養士さんの丁寧な説明や、市販のものを買うこともできますよという提案で最終的には、なんとかやっていけそう!と感じて帰っていただけたと思います。
ケース③ 食事の習慣について
食事の内容だけでなく「食べ方」も大切なんだなあと思った事例です。
胃腸に病気があり、胃腸に負担のないような食事をという指導内容(そのほかにも生活習慣病や好き嫌いがあったので、実際はもっと複雑でしたが)を一緒に聞かせてもらいました。
患者さん自身食べるのが早いという自覚がありましたが、噛む回数を数えるなどでゆっくりご飯を食べたり、腹ペコ状態でドカ食いしないように、おやつ的な感じでおにぎりを食べて晩御飯を減らしたり、など色々な工夫で胃腸への負担を減らすことができるのだなと知りました。
栄養指導を患者さんと一緒に受けると、自分自身の食生活を反省できます。
そして、食事というものがどれだけ健康にとって重要なのかも思い知りました。
栄養士さんは一人一人にあった食事や方法(内容だけでなく、飲み込みやすい形、食べ方などなど)を一緒に考えてくれて、これなら家でもやっていけそう!とやる気を出させてくれます!
本当にリスペクトです✨
毎日の食事これでいいのかなと気になるかたは、栄養士さんに相談するのがいいかもしれませんね!
今日もあと半分、頑張っていきましょう!!