6・9行動に参加しました
9月6日に釧路市の和商市場前で行われた原水爆禁止日本協議会(原水協)定例6・9行動に参加してまいりました。
この6・9行動とは、核兵器廃絶を目指して原水協が全国的に行っている署名活動で、広島と長崎に原爆が投下された日にちなんで毎月6日または9日に行われています。
私は先月長崎で開催された「原水爆禁止2013年世界大会」に道東勤医協の代表団として参加させていただきました。世界大会で各国代表の話しを聞き、「核兵器廃絶」という動きは世界の主流なのだということを知りました。
今年4月、ジュネーブで開催された核不拡散条約(NPT)再検討会議準備委員会で提出された、核兵器の非人道性を訴える共同声明に80か国が賛同しました。南アフリカなどの提案国は、わが国にも賛同の署名を求めましたが、日本政府は署名せず、世界の期待を大きく裏切りました。
これは「人類はいかなる状況においても核兵器を使うべきではない」との文言が受け入れられないということです。日本はアメリカの「核の傘」に依存し、ともに戦争する国へと邁進しています。この流れを止めるためには一人ひとりの力を結集して大きな流れを作り出すしかありません。署名活動にはそんな大きな意味があるのです。ここで集められた署名は、ニューヨークの国連本部に届けられ、核保有国に核の放棄を迫る大きな力となります。
皆さんの大きなご支援で長崎に派遣していただき、現地での貴重な経験から多くを学ぶことができました。私たち医療従事者は「いのちを守る」ことが使命です。多くの命が失われる戦争に反対し、核兵器廃絶を訴えることも私たちの大事な使命なのではないでしょうか。今回の行動参加を皮切りに、一人でも多くの仲間と6・9行動に参加し、広く平和を訴えていきたいと思います。