緩和ケア研修会に参加しました

釧路労災病院にて開催された緩和ケア研修会に参加してきました。

日々病棟で向き合う癌患者さんの訴えは多岐に渡ります。疼痛のみならず、呼吸苦、倦怠感、無気力、等。それらを十分に和らげてあげることができず、患者さんの希望に応えることができない自身の実力に危機感を感じ、今回の研修会を知った時にすぐに飛びつきました。

研修会は、非常によく練られていました。初心者でもわかりやすいように、臨床で必要となるスキル・情報に絞ってわかりやすく教えてもらえる内容です。そして、特徴的なのが、ロールプレイやワークショップを通じて、実際に自分で考え発言し、そして体感することです。教えてもらった内容が身に付き易いし、普段体験することのない、告知される患者の気持ちも体験できました。もちろんこれで十分だとは思いませんが、これからの臨床に生かしていけそうです。

もう一点、参加して良かった点は、普段は診療情報提供書上もしくはホームページ上でしかお目にかかる事のない先生方・コメディカルの方々に会え、そして直接言葉を交わせたことです。
私は他院にお願いをする事が多い立場ですが、相手の顔が見えることで、それが格段にやり易くなります。

緩和ケアは、地域全体で取り組む必要があるテーマの一つです。このような研修会をきっかけに、道東地域での医療連携が進めていきたいですし、進むことを願います。

内科 西岡利泰


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