野村一葉医師地域研修報告~市立釧路総合病院~釧路協立病院編~

◆釧路市立総合病院 救急科

市立病院のERを2日間見学させて頂きました。ここは救急科では基本的に3次救急しか受け入れておらず、2次救急は各診療科の担当の先生が診療することになっています。ドクターヘリの受け入れも行っている病院で、1日目の見学のときは全例ヘリでの受け入れでした。浜中町や標茶町などかなり遠くからの受け入れ要請であり、緊急を要する外傷の患者さんもいたため、ドクターヘリの役割はとても大きいと感じました。一方で、ここの3次救急は主に麻酔科の先生が持ち回りで担当をしており、救急医の先生は1人だけでした。

また救急でICUに入院させた患者は基本的に受けた先生が担当となるため、かなり大変な体制なのではないかと思います。土地柄もあると思いますが、救急医の数は決して十分ではないということを実感しました。

 

◆釧路協立病院

最終週は協立病院での研修でした。腹部エコー研修やグラム染色の研修をさせてもらいました。どちらもとても熱心に教えて頂き、短時間でしたが手技への自信が少しつきました。

特にグラム染色は自分のやり方がやや間違っていたことが発覚したので、今後はこれまでよりもきれいに検体を見られることが期待できそうです。

また相談室にもお邪魔しました。病棟での退院調整はほとんど相談室の方が行っているようですが、退院されたあとも定期的に訪問をしているようで、そのうちグループホームに入所されていて訪問診療にも入っている1人の患者さんのところへ案内して頂きました。職員の方が色々お話をしてくれましたが、一番望んでいるのは患者さんの幸せであり、また医師に強く望むのは本人や本人に関わる方の不安を取り除くこととのことでした。

その人にどんなことが起こったら病院に連絡すればいいのか、どんなときは様子を見ればいいのか、こんなことが起こったらどうすればいいのか、という不安は職員の方はとても感じていて、でもそれが医師にとっては当たり前に感じることだったりすると、質問してもぞんざいな言葉で返されることもあるようです。相手の気持ちを推し量り真摯に答えるという当たり前のことのようですが、なかなか実践するのは難しく、常に意識しておかなければいけないことなのだと改めて学びました。

5年ぶりの釧路でしたが、幸い学生のときに感じたものとはまた別のことを学べた1ヶ月だと思います。医師になって実際に働くようになると、学んだことを今後どう活かして行こうかという視点から見やすくなりますね。

とても有意義な1ヶ月でした。道東でお世話になったみなさま、1ヶ月お世話になりました。

ありがとうございました。


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