いきいきカンファレンスを開催しました。
患者さんがより良く「生きる」、職員にも「活きる」、人と共に「いきる」~釧路協立病院ではいきいきカンファレンスを開催しています。
『はじめからあきらめない~病院で死にたくない』
8月20日に「いきいきカンファレンス」を開催しました。
「もう病院に行きたくない、家で死にたい!」「オムツをしたくない!」と望んだHさん(80歳代)。
一番の幸せは「住み慣れた我が家で家族3人で食卓を囲む事こと」でした。
退院後に「病院で死にたくない」とHさんが話したその日から1日でも長く家で過ごすことが出来るようにと家族と一緒に最期までサポートした訪問看護、往診スタッフ。
私達、医療従事者は患者様・ご家族様に対し「何かしてあげられる事はないだろうか?」と考えがちですが、参加者で振り返りをする中で「何を望んでいるのか?」に耳を傾ける事の方が大切である事に気付きました。
何か特別な事をするのではなく「望んでいる事を諦めないで支援すること」が大切である事を感じました。
そしてこれが看護の原点のひとつである”患者に寄り添う”という事なんだということ実感しました。
カンファレンスではHさんを受け持った看護学生の参加もありました。