お雑煮づくりしました!

こんにちは 釧路協立病院作業療法士の島です。
節分も過ぎて暖かくなっていますが、まだまだ寒さは厳しいです。先月はOT3名中2名が風邪でダウンするなどリハビリ室内も風邪が流行っていました。
皆様もお気を付けください!

さて先月の話となりますが集団的個別療法の一環の調理実習を行いました。

今回は私の担当ということで新年一発目何が良いか考えてお正月気分を味わえるものということで「お雑煮」を作ることにしました。

ただ作って食べるだけではなく、作ったものを「美味しい」と言ってもらえることは作り手としてうれしいですよね?そこで参加メンバーだけではなく、病棟の看護師さんや担当医師にも食べてもらおうとお雑煮10人前を作ることにしました

 

ちなみに、嚥下に問題がない方達の参加だったので、本物のお餅を使って作りました

 

今回の参加メンバーは皆さん女性で長く主婦をされてきた方達なので、作る工程や材料の切り方、調味料の量などスタッフから声かけや誘導は行いましたが、皆さん相談しながらテキパキと作業を進めてくださり、手伝っているスタッフがややてんやわんやでした(笑)

担当医師にはリハビリ室にきていただき、患者様と一緒に食べる機会を作ることもできました。(ダブルK先生ありがとうございます! )

病棟に出向き病棟スタッフに振舞った際もとても良い表情で、スタッフに配膳していただきました。(写真をお見せできず残念です。)

 

当院で行っている集団的個別療法については前回のOT記事にも載せましたが、小集団で行うことにとても意味があると考えています。互いの存在を意識しやすいことでコミュニケーションが活性化し個々の能力を発揮しやすいことや提供する側も能力に合わせた場面設定や状況への対応が柔軟に行えるメリットがあると思います。

 

今回の調理の中での例を一つ紹介します。とても社交的ですが難聴があり、耳元で大きな声をださなければ聞こえない認知症のAさん。スタッフ側の配慮は必要と考えていたのですが不思議なことにメンバー同士それほど大きな声をださずとも、やり取りができていました。

長く主婦として調理に携わってきたことで状況理解がしやすく周囲の声にいつも以上に耳を傾け、集中して参加できていたためではないでしょうか?

 

そんな普段とは違った姿を垣間見ることができる集団的個別療法これからも継続していきたいと思います。

 

今月はバレンタインデー♪こちらもとても盛り上がった企画になりました。また機会があれば紹介したいと思います。


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