PNS(partnership Nursing System) その2

釧路協立病院では、新看護方式PNS(Partnership Nursing System)を導入しています。
PNSとは福井大学が開発した新看護方式で、2人の看護師が安全で質の高い看護を共に提供することを目的に、良きパートナーとして対等な立場で互いの特性を活かし、相互に補完し協力し合い毎日の看護ケアや委員会活動・病棟内の係の仕事に至るまで1年を通じて活動し、その成果と責任を共有する看護体制のことです。

PNSの期待される効果と実践内容を看護師アンケートをもとに紹介します。

 

今回は『看護の可視化による手抜きのない看護実践』を紹介します。

期待される効果として

互いの看護実践の共有、患者との会話、しぐさ、気配りなど普段みえなかった看護実践がよくみえる。
見られている・聞かれているという緊張感があるが、手抜きができない・手抜きのない看護実践につながる。

が、あります。

実際にはじめてみての利点としての意見は

*「○○先輩はこんなに患者さんのことを観察していたんだ。こんなに丁寧にきれいにしかも素早くしている。」と、改めて近くで仕事をしてみて他者の看護業務が可視化されている。

*こんな風に患者さんとコミュニケーションをとり情報を得ているんだ。患者さんのどうしたいかをひきだせてすごいとおもう。

*タイムスケジュール時間管理についての学びがある。効率的に本日の看護業務を行動計画にいかしていくか勉強になる。

*ペアの看護観にふれることができる。こんなふうにペアは看護について考えているのかしることができる。尊敬しあう存在になる。

 

欠点としての意見は

*ベテランの看護師は一人で行ったほうが早いと感じる。

*観察や処置などおこなっていることを、言葉にして表現するためわずらわしいと

感じる。

*全部見られることが苦痛。

 

いまはPNSが定着していますので、一人だと不安~~という声 !(^^)!

看護長室 M.K


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