「ほっこり」した話し~訪問看護の取り組み~

毎日訪問に行っているALSの利用者さんのちょっとほっこりした話を紹介したいと思います。
A氏は夫と、小学生の女の子2人のお母さんです。
病状の進行とともに、昨年まで自身で行っていた、クリスマスなどのイベントの準備や、冬休み中の子供達と一緒に遊んだりすることもできなかった。夫も忙しいのに任せてばかりで…と涙することがありました。

そこで、母親・妻としての役割ができないことがA氏にとってとても辛いのだと感じました。A氏の思いに共感したスタッフ一同は、少しでもA氏に笑顔になって欲しいと考え、誕生日が間近に迫っていたのもあり、誕生日カードをプレゼントすることにしました。

A氏は、「こんなことしてもらえるなんて思ってもいなかった。誕生日カードなんてこの年になってもらえるなんて…びっくりしたし、嬉しい」ととても喜んでくれました。おしゃれが好きな方なので、色付きの艶出しリップもプレゼントし塗ってあげました。あとで嬉しそうに写真をとっていたそうです。

A氏に限らず、病気を抱え生活していると、気持ちが沈んでしまうことも多々あると思います。至らないことが数多くあるとは思いますが、より多くの利用者さん・家族が少しでも笑顔で暮らせるよう、スタッフ一同これからも頑張っていきたいと思っています。


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