渋谷仁美医師 地域料研修③

後半の2週間は弟子屈クリニック、地域包括センター、老健、市立釧路総合病院救急で研修し、協立病院ではMSWさんとお話、病棟カンファ参加、外来見学などでした。主に、介護・福祉について学び、どうすれば患者さんが望む場所で生活ができるように支援できるのかを考える機会が多くありました。

医師に期待することとして、他職種の方々が異口同音にお話していたことは、
①適切な診断、②予後および経過の予測、③悪化した時に受診するタイミングの判断基準、であり、食事ができなくなったらどうするのか、どこで最期を迎えるのかを、病状が悪化する前に家族、病院・施設スタッフで方針決定しておくことも重要とのことでした。
施設から在宅へ、医療から介護へという流れが進む中で、介護福祉について学び、ACPの重要性を改めて認識できたことは大きな収穫でした。
研修医は短期間でローテが変わるので継続して診療することは難しいですが、退院して終わりではなく、入院時もしくはその前から関わって、退院後も関われるような継続性のある診療に魅力とやりがいを感じた研修でした。
また、前回の根室での研修報告に対して、平岩さんと斉藤さんから、関わった患者さんのその後についてお知らせいただきありがとうございます。
多くの人が関わって、患者さんやそのご家族に良い変化が出たことはとても嬉しいですし、それを実現できたチーム力の強さを感じました。
4週間で数多くの施設を訪問し、様々な職種の方々とお話させていただく機会に恵まれました。
観光地、食事でも道東を満喫したと思います。
ありがとうございました。

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