カンファレンスの充実を目指して

釧路協立病院では医師研修委員会が主催し『いきいきカンファレンス』を開催しました。

『いきいきカンファレンス』は、
患者さんがよりよく「生きる」
職員にも「活きる」
人と共に『いきる』カンファレンスを目指しています。
具体的には、セクションや事業所内だけで良い経験をした症例や困った事例などを共有するのではなく、多くの職員で共有し日々の医療・看護・介護活動に活かしていくことを目的にしています。
第1回目のカンファレンスには、医師・看護師・MSW・ケアマネージャー等36名が参加し、在宅看取りに至った事例をSEA形式にまとめカンファレンスを行いました。
今回は、家庭医療研修中の後期研修医が主治医として担当し、外来看護師や訪問看護師をはじめ、多くの職員と連携をとりながらご本人・家族の希望であった在宅での看取りを行った事例を共有しました。
ケースを通じて、各々の職種からうまくいったこと・いかなかったこと、問題点や課題等が活発に意見交換され充実したカンファレンスを行えました。
カンファレンスを進めていくと、ネクストプラン(次への行動指針)として次の意見が出されました
  • 在宅看取りを増やしたい、進めたい
  • 頼られる訪看になりたい
  • (在宅看取りを)ためらっている患者さんにも紹介出来る
  • 訪問看護との連携・パイプ役として機能したい
  • 在宅での看取りを提示できる
  • チームづくり
  • 思いの違う家族・患者さんの場合のケースについて
  • 在宅看取り希望の方がいたら積極的に協立訪看を紹介する
カンファレンスを通じて、私たちが行っている民医連の医療・看護・介護活動に改めて確信を持つことが出来ました。
Interprofessional education and training(多くの職種が参加する医療者教育)の一つとして「いききカンファレンス」を活用し、今後も私たちの民医連活動に確信を持ちながらより良い医療・看護・介護を提供していきます。

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