石川晶医師地域保健医療研修⑬
釧路協立病院で患者さんの誕生会に参加しました。
誕生会の主役は、釧路協立病院に入院されている男性患者さんでした。
今週は彼の誕生日ですが、自宅での誕生会は出来ないため看護師が発起人となり、家族や職員を20数人集めて、リハビリ室を貸し切っての誕生会を催すことになりました。
リハビリ室には装飾を施し、みんなで一品料理を持ち寄り、理由をこしらえて患者さんはベッドに横たわったままでリハ室に入っていただいた瞬間、みんなでクラッカーを鳴らしてお祝いしました。
誕生会では、患者さんに一品料理を振る舞い、ゲーム大会として、彼が趣味としているパークゴルフ大会を行いました。
患者さんは終始顔を上気させて笑顔で、「本当に嬉しい。俺のためにみんな集まってくれて、本当に有り難う」と笑みをこぼし、ご家族は「こんな誕生会は聞いたことない。彼も喜んでいます」と言って下さりました。
ご本人、家族、スタッフ、皆さんが心から笑っているなぁ、と感じ、そして、皆さんで、どうやったら本人が喜ぶか工夫しているところが随所に見られました。
座る席順
パークゴルフの勝負
普段食べない肉料理
司会の言葉選び等、どれも手作りの暖かさがありました。
参加した医師に聞くと、看護師のエネルギーなしでは成功しなかったとおっしゃっていました。1人が声を上げ、それを支持する人がいて、みんなで協力仕合い、上司も快く引き受ける。
とても素敵な雰囲気が職場で出来ており、こういった輪の中で医療が出来ることは、働く側にとっても幸せなことだと思いました。