医学生実習2日目の様子

1日目は東京慈恵会医科大学の学生3人で地域視診や友の会活動を体験しましたが、2日目からは各自の要望に合わせたプランで実習を行なっています。

それぞれの実習内容を紹介します。

  • プラン①
終日、桜ヶ岡医院で実習を行いました。
午前は診察見学・地域視診を行い、午後は往診に同行しました。
大学の授業の一環で診察見学をしたことはあるとのことですが、診療所の見学は初めてです。
最初は緊張した面持ちの学生さんでしたが、患者さんの診療がはじまる前に石川医師から診療の仕方のレクチャーを受け、たいへん勉強になった様子でした。
また診療中も石川医師から丁寧に説明をしてもらい、真剣な眼差しで学んでいました。
診察見学をもっとしたい!という希望で予定の時間よりも30分長く、見学をさせてもらいました。
旧太平洋炭礦 炭鉱展示館を見学桜ヶ岡医院の実習に入るなら、桜ヶ岡地区の地域視診もしよう!ということで、診療所事務長の協力のもと、地域視診を行いました。
桜ヶ岡から白樺、昆布森をまわり、漁村の見学や太平洋炭礦について学びをふかめました。
地域視診最後は炭鉱展示館へ行き、元職員から太平洋炭礦が栄えた時代の話を聞いたり、展示されている器具を触らせてもらったり、掘削機についての説明を受けました。
釧路の歴史にも触れ、学生さんも満足していたようでした。
  • プラン②
訪問看護実習では患者さんの人生や過去の出来事を聞く「ライフストーリー聴取」を行いました。
患者さんとの会話のキャッチボールが難しく、情報はとれたけど、もっと話しを引き出したかったと悔しさを見せていました。
内科救急実習では2人の患者さんの対応を見ることができました。
インフルエンザ疑いの患者さんの対応でわからない部分を質問すると質問以上の返答があり、餌取医師寧な指導に学生さんも目を輝かせていました。
また、薬剤師業務実習では実際の調剤業務を見学しました。
病棟をまわった際に「先ほど調剤した薬がこうして患者さんに渡されるんだよと説明をされ、医師の処方から薬剤師の調剤、そして患者さんに薬が渡される一連の流れについて、再度診療現場で理解を深められました。
  • プラン③
介護予防教室実習は指の運動や「ふまねっと」を行いました。
東京慈恵会医科大学では1年生の時に課外授業として福祉体験があり、今回は3年ぶりに介護の実習となりました。
入院ベッド調整業務も見学し、営を支える大事な役割を担っていることを知り、貴重な経験になったと話していました。
また、放射線室実習を受けて、あらためて画像診断の勉強をし直そうと話していました。
最後に内科救急実習では、藤井先生が学会や初期研修医の学習会向けに作成した資料を用いて、疾患や事例について説明を受けました。
実際の医療現場の話を聞いて、どの症例も教科書通りではないと感じたようです。

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