集団的個別療法

みなさん、こんにちは。

釧路協立病院の作業療法士です。現在、病院には作業療法士が3人います。

『作業療法士』と聞いて、ピンとこない方もいらっしゃると思いますので、簡単に説明させて頂きます。

私たち作業療法士はリハビリ室で働いています。怪我のリハビリや日常生活動作のリハビリや認知症の方と頭の体操を行う事もあります。

そんな私たちの活動をみなさんに知って頂きたいと思います!

さて、今回は『集団的個別療法』についてお伝えします。認知症により不安感が強い方や、認知症悪化予防として、作業療法では集団場面の活用が大切と考え個別集団という形で展開しています。(※集団的個別:患者さん1人に作業療法士1人×3setの小集団)

集団の輪に入る事で『普遍的体験』『感情表現』『自己認識』などが芽生えます。

具体的な体験を通して新しい適応行動を身に着け行動変容を起こすなど様々な効果が期待され、自分らしさを発揮する機会となります。小集団で様々な活動種目を取り入れ五感を刺激することが認知機能維持に効果的とされています。

このような意図から、日々集団的個別療法を行っていますが、その中の一部を今回みなさんにお伝えします。

月に1回の頻度で実施している『集団調理実習』の活動内容を紹介します。

患者さん3人、作業療法士3人の計6人で行っており、季節や患者さんの要望によって調理するメニューを変えていきます。

患者さんによっては、食事制限されていたり、噛む・飲み込む等の能力が低下している方もいるので、医師、看護師と相談しながら進めています。

また、刃物や火を扱うため、職員は一緒に楽しみつつも目を光らせて見守っています(;’∀’)

★ホットケーキ、インスタントラーメン、クレープなどを作りました。自由にトッピングできるスタイルがいつも好評です。

 

 

 

 

 

★今月は茶話会を行いました。

みんな背筋をピンとして、程よい緊張感がありました。

いい刺激となり、いつもと違う姿が見れました。

 

これからも作業療法部門の事を報告していく予定なので、覗いて頂ければと思います!!宜しくお願い致します。

ありがとうございました!