野村一葉医師地域研修報告~小野寺牧場~弟子屈クリニック編~
◆牧場体験
厚岸の小野寺牧場というところで丸一日お世話になり、お仕事の手伝いをさせて頂きました。
牧場での生活は普段の生活とはかなり違っていました。
まず朝起きる時間が早いです。わたしは6時半くらいに起きればいいよと言われたので正直に真に受けて6時半に起きましたが、たぶん小野寺さんは5時半くらいに起きて仕事をしていたと思います。
餌やりの手伝いや搾乳も少しだけ手伝わせて頂きましたが、想像以上に重労働で、体力勝負なところもあるなと感じました。
8時~9時くらいに朝の仕事が終わりますが、起床時間が早いため昼間は何もなければ休憩時間のようでした。
朝ごはんや昼ごはんは日によって食べたり食べなかったりなので、生活が不規則になりやすいなと思いました。
患者さんで農業や酪農を職業とされている方は、薬の処方の仕方など注意する必要があることがわかりました。
◆弟子屈クリニック
ここでは2日間お世話になり、主にデイケア、グループホームの見学をさせて頂きました。
グループホーム見学で印象的だったのは、利用者のみなさんがとても落ち着いていて、穏やかに過ごされていることです。
認知症の重症度は様々ですが、重度の方も興奮したりすることなく自分のペースで生活していました。
夜間の不穏やせん妄を起こす方も殆どいないそうです。
とてもたくさんお話してくれる方もいて、とても居心地が良く職員の方も親切で、自分の家みたいに安心して過ごせると絶賛していました。
スタッフの方もなるべくアットホームな雰囲気で、安心して過ごしてもらえるように、でも自分でできることは自分でやってもらうようにしているとおっしゃっていました。
穏やかな雰囲気の中で、できることはやってできないことは手伝ってもらうという環境がとても過ごしやすいのだと思いました。